Backlogボードゲームでマネージメント研修
今回は、定期開催の技術発表会ではなく、社内勉強会(番外編)として実施したマネージメント研修のレポートです。株式会社ヌーラボ様による企画「イベント実施+レポート記事を公開して、Backlogのボードゲームプロジェクト テーマパークをもらおう!」のおかげで実現できました。ヌーラボ様、ありがとうございます。
弊社とBacklog
弊社は2018年度から社内コミュニケーションツールとしてBacklogをプレミアムプランで運用開始しました。
スタートから1年たった現在、プロジェクト数は100を超えており、もはやファンの領域です。
社員だけでなく得意先様にも活用いただいており、最初は少し抵抗があった様子のお客様も、使い込むにつれてBacklogの評価がポジティブに転じ、今ではコミュニケーションや生産性の向上に大きく貢献しています。
個人的に気に入っているのは、バーンダウンチャートで「●●さんが活躍!」とか「●●さんに感謝!」とか表示される機能。
「●●さん」の部分に生真面目なお客様の名前が入ると、なぜかソワソワした気分になるのはわたくしだけでしょうか。
Backlogボードゲームについて
Backlogボードゲームは、テーマパーク建設のミッションを与えられたプレイヤーが、定められた期間内にアトラクションを建築して、その結果で勝敗が決まるゲームです。
プレイは3~5人で、アトラクション選択・やる気カード・イベント発生・役割・サイコロの目などの要素を考慮しつつベストな選択を相談しながら進める「協力プレイ型」です。
IT業界でマネージャ経験があると、やや既視感がある風景なのですが、今回参加した若手社員は、マネージメントを身近に意識する機会になったようです。
関係ないですが、ゼネコン勤務の友人からは「建設するんでしょ? 一番大事なのはこれだよ」と塩分入りのお菓子をもらいました。
プレイの様子
プレイの様子は最後の「プレイヤーの声」に譲りますが、まずはゲームという形でプレイヤーがフラットな関係になるため コミュニケーションが業務中とは少し違う雰囲気で、戦略を決める時の意見も、業務中のロールとは関係なく進むため、「この人、意外と勝ち気な手段を選ぶんだ!」とか 「けっこう冷静で、観察力がすごい・・」など、社員の別の顔を垣間見ることができて楽しかったです。 キャリアが長い人は、自分の経験に引き寄せて戦略を考えたりもするでしょうが、フレッシュな人たちは、普段考えないような環境や条件を与えられて 一生懸命考えるのが、よい勉強になったことと思います。うまく行ったことも、失敗したことも含めて、リアルな経験ですね。
研修を終えたプレイヤー(社員)の声
ゲーム開始時に選択する役割には、それぞれに長所と短所があります。これらの影響はチーム構成によって大きく変わってくると感じました。例えば少人数チームでプレイする場合は、共同建築ができない制約を持つ「マイペース」がメンバーにいると、戦略を立てるのが困難ですが、逆に多人数でのプレイであれば、長所を活かしたアプローチもできたのではないかと感じました。
自身やメンバーの仕事への姿勢や考え方が垣間見えるところも面白く、コミュニケーションの一環としても役立つツールな気がします。人数が増えれば増えるほど様々なアプローチができるようになり、より発見の多いゲームになると思いました。次にプレイする際は完全勝利を目指したいと思います。
プロジェクト管理については現場でなかなか学ぶことができないため、あくまでもゲームで、失敗しても現実世界に影響が出ない「ボードゲーム」という形でプロジェクト管理について学べて勉強になりました。 実際にプレイしてみて感じたのは、メンバー間での協調性やコミュニケーション、やる気の重要性です。 それらがないと職場では仕事がうまく回らずに成果を出せず、最終的にお客様の信頼を得られず、会社として最悪の状況を導きかねないことを学びました。
どれだけヤル気やスキルを持っていても発揮できなければ結果的には意味がないゲームだと思いました。数字の大きい青いサイコロを振れるエースの役割カードを使用していたときに、サイコロで大きい数字を出せず、期待される役割を発揮できない場面が多々ありました。強みひとつに頼り切ることはリスクも大きいこと、そのリスクを如何にチームでフォローできるかが大切であることを痛感しました。