品質向上の取組み
ITプロジェクトの品質とは、開発対象のシステムがお客様から求められる要件を満たされていることと言われます。
要件には多くの要素があります。目的、目標のように全体を表すもの、システム反応速度のように定量的に計れるもの、業務上の達成目標のように業務改善を伴うものなどステークホルダーも多く存在します。
一定の期間を要して、様々な工程を経るプロジェクトでは、一人の視点で把握、管理できるものではなく、複数の目で確かめながら進めた方が品質向上に繋がります。
SLJでは、プロジェクト単位にプロジェクトレビュー会を開催して、絶えず品質重視で進めています。
プロジェクトレビュー会は、お客様システム化目標達成のため、プロジェクト品質向上のために各プロジェクトの開始時、月次、終了時を基本としてレビュー会を開催しています。
単なるプロジェクト途中での状況確認ではなく、開始前に実施計画として計画書を確認するところから、プロジェクト終了時の目標達成度合いの確認まで全体としてPDCAを回す形となっています。
メンバーは、プロジェクトマネージャーが発表し、その上長、事業部長、お客様担当の営業、社長が内容を確認する形です。
担当する社員がお客様との窓口としてプロジェクトを遂行しますが、会社としてのプロジェクトですので、会社の責任者も随時内容確認を行います。
以下の点が視点となります。
- 1.プロジェクトの目的、プロジェクトでの達成目標
ITプロジェクトの場合、技術論が先行するケースもありますが、それはあくまで手段。会社としてお客様の目的や目標を見失わないように絶えず共有して進めます。 - 2.品質要件やプロジェクトスケジュール、体制
課題点の解決検討は無論、プロジェクト内では解消できない課題も検討対象となります。 - 3.プロジェクトメンバーの育成目標
プロジェクトに参画したメンバーも単に担当した作業をこなすのではなく、目標、目的を持って参画します。プロジェクト開始時、終了時でどのように成長したか自己評価、上長評価で確認します。メンバーの育成もプロジェクトマネージャーの大きな仕事です。