座談会 ITS事業編
ソリューション・ラボ・ジャパン株式会社(以下SLJ)では、IT基盤の構築・運用、エンジニアによるタイムリーなシステム改善提案など、インフラ技術支援サービスを数多くの企業に提供しています。こうした事業を担うITS事業部のエンジニアによる座談会をお届けします。
-
Aさん
ITS事業部 ディストリビューテッドシステムテクノロジー3部第1G副部長
2016年10月、中途入社
大手ソリューション企業で、プロジェクトマネジメントの支援に携わる。 -
Bさん
ITS事業部 ディストリビューテッドシステムテクノロジー3部第1G
2021年4月、中途入社
金融機関向けEUCツール(従業員が業務に活用するツール)の開発を行う。 -
Cさん
ITS事業部 ディストリビューテッドシステムテクノロジー1部第1G
2022年新卒入社
機械部品メーカーで、障害対応に伴うオペレーション業務に従事。
仕事と成長
皆さんが担当業務において、成長ややりがいを感じるのはどんな時ですか?
私は現在、大手ソリューション企業に常駐し、生産管理システムの移行プロジェクトに参画しています。プロジェクトリーダー一人では開発・保守運用などさまざまなチームを取りまとめるのが難しいため、私はPMOという補佐的な立場でプロジェクトをサポートしています。各チームのスケジュール管理を行いつつ、横断的に課題を解決するポジションです。
若い頃はインフラエンジニアとして仕事を行ってきましたが、最近はこのようにマネジメントやコンサルティングに携わる機会も増え、スキルの幅が広がっているのを実感しています。やりがいを感じるのは、お客様から「ありがとう」という言葉をいただく時。「SLJにお願いして良かった」「頼んで良かった」という感謝の言葉が仕事の原動力になりますし、皆さんに喜ばれる仕事をしようという思いがSE人生の指針にもなっています。
私も、「ありがとう」と言われた時に最もやりがいを感じます。私の仕事は、金融機関のEUCツールの改修・保守。お客様から「こういうツールを作ってほしい」「こういう改修をしてほしい」というご要望に応える形で、プログラムの作成やテストを行っています。プログラムを組み、実際にお客様がツールを動かした時に「ちゃんと作動するね。ありがとう」と言われると、苦労した甲斐があったなと思います。
中途入社してからまだ約1年ですが、エンジニアとしての成長も実感しています。最近はお客様からの信頼をいただき、プログラムやテストにとどまらず、設計業務をサポートしたり、要件定義の会議に同席したりすることも。キャリアアップの準備がしっかりできていると感じますね。
私は現在、機械部品メーカーで、AS400のオペレーション業務を行っています。主に、障害が起きた際にお客様先に連絡して応答指示をいただき、障害を解決するという役割を上司とともに担っています。障害は、いつ発生するか予期できません。突然大きな障害が起きた際、お客様やSEに速やかに連絡し、スムーズに解決できた時にやりがいや成長を感じます。
入社の決め手
AさんとBさんは中途入社、Cさんは2022年度に新卒で入社したばかりです。SLJの志望理由を教えてください。
以前勤務していた大企業では、社員の声が上層部に届かなかったり、自分の評価が見えにくかったりする点に物足りなさを感じていました。そんな矢先に出会ったのが、SLJです。SLJはアットホームな中小企業なので、より自分の力を発揮できるはず。しかも、かつて同じ職場だった尊敬する先輩の現勤務先でもありました。先輩の人柄に惚れ込んでいたこともあって、骨を埋める覚悟で転職しました。
私は、Aさんの紹介で入社しました。前職もエンジニアでしたが、仕様書に沿って流れ作業のように業務を遂行するばかり。日々同じ環境で働き、成長のない自分に疑問を抱き、転職を決意しました。現在は、仕事の幅も広がり、目まぐるしい変化に日々刺激を受けています。
私は大学の経済学部を卒業し、SLJに就職しました。学生時代は回転寿司店やスーパーマーケットでアルバイトを経験し、お客様との会話に楽しさを感じていたんです。IT企業もコミュニケーションが重視されると知り、自分に向いているのではないかと思いました。SLJの就職試験では、たまたま私と同じ大学出身の先輩が面接官になり、和気あいあいと話すことができました。入社後も、Web会議で別の部署の先輩とも交流でき、コミュニケーションが活発な会社だと感じています。
SLJの社風、働きやすさ
社内の雰囲気を教えてください。働きやすさを感じるのは、どんな点ですか?
上司と部下の関係が、とてもフランクですよね。部下が上司に話しかける時には気後れしそうなものですが、SLJではそんなことはありません。私も上司のAさんに、何かと電話で相談していますし、仕事以外でも日頃から楽しく雑談しています。メールや社内報で他の部署の情報も伝わってくるので、オープンで風通しがいい環境ですね。
私が若い頃は、IT業界に限らず会社の上下関係は厳しいものだったんです。でも、今はそういう時代ではありません。私自身も、部下に対して意見を押し付けないよう気を遣っています。時には厳しいことも言いますが、相手のモチベーションを下げないよう、しっかり裏付けのある意見を述べることを心がけています。
だから、こちらも受け入れられるんですよね。私の意見をしっかり聞いた上で、改善すべき部分を噛み砕いて説明してくれるので、「あ、ここが悪かったんだな。じゃあ、次はこうしよう」と納得できます。
私の場合、上司と二人で業務に臨んでいる上、上司はリモートワークです。直接顔を合わせる機会は少ないのですが、朝になると連絡の電話が入るため、何でも気軽に相談できます。
また、研修制度が充実している点も働きやすさにつながっています。入社後の3カ月研修でプログラミングの基本やビジネスマナーを学べる上、希望すればその後も外部研修を受けることができます。特に私は未経験で入社したので、このような制度はとてもありがたいと思いました。
新人に限らず、ある程度経験を重ねたエンジニアにも学びの機会があります。既にある研修以外にも、「こういうスキルを学びたい」と思って申請すれば研修費用が出ることも。自分が高めたいスキルを学べる環境だと思います。
会社の変革
現在、SLJは変革の時を迎えているそうです。どのような時に変化を実感しますか?
今、SLJは“中小企業”から“中堅企業”へと成長しつつあります。世代交代も進んでおり、数年後を見据えて当社のブランディングをしつつ、プラスαのチャレンジをすべき段階に差しかかっています。現在は、今後引き継ぐべきもの、新たに取り組むべきことの決断を行っている最中。私も中期経営企画会議にも参加していますが、経営的視点を身に付けることに楽しさや喜びを感じながら仕事をしています。
2022年に社名が変わり、気持ちを新たに頑張っていこうという機運が高まっていますよね。変化の過程をしっかり目に焼き付け、この先、私がキャリアアップした時に備えて、変革を起こす力や対応力を身に付けていきたいと思っています。
私はまだ入社1年目なので、会社の変化は分かりません。ただ、上司と話す中で、今の業務にプラスαの付加価値をもたらそうという意識を感じます。この思いが、今後の変革につながるのではないかと思いました。
Cさんのような若手には、ゆっくりステップアップしてもらえたらと思います。その一方で、IT業界は進展が早いため、常に数年先を見据えて動く必要があります。数年後、自分がどのようなポジションで何をしたいのか、若いうちからビジョンを持つことが大事だと考えています。
そのため、昨年当社では、社員のスキル向上のために社内研修環境を整備しました。まだ明確なビジョンのない若手が、「自分はこういう方向を目指したいんだ」と気付くための土台を構築できたのではないかと思います。私が20代の頃にも先輩から多くのものを譲り受けたので、今度は私が若手に教育の場を提供できればという思いで取り組みました。
私もAさんと共に、研修環境の整備に参加しました。上司が作った設計書や仕様書を見て、新たな気付きも得られたため、この経験を業務にも活かしたいと思います。
志望者へのメッセージ
最後に、入社志望者や就活中の学生に向けて、メッセージをお願いします。
エンジニアは一人でパソコンに向かうイメージがありますが、実は多くの方々とコミュニケーションを取る仕事です。人と関わるのが好きな方、好奇心旺盛な方、流行に敏感な方に適しているのではないかと思います。
その通りで、コミュニケーション能力は必須です。それに加えて、自分で考えて提案する力も必要だと思います。ただ「これがしたいです」ではなく、「これをしたいので、こういう方法はどうでしょう」とプラスαの提案ができるといいですね。
ITエンジニアと聞くと、どこか暗いイメージをお持ちの方もいるかもしれません。でも実は、真面目すぎない人の方が向いているように感じます。お客様や上司に厳しいことを言われても、改善すべき点だけ見つめ直し、後は一晩寝たら忘れるくらいでいい(笑)。全てを真正面から受け止めず、ある程度流せる人のほうが適していると思います。楽しんで仕事ができれば、自分も周りもハッピーです。楽しもうという気持ちで入社していただけたらと思います。